アニメは「ファインディング・ニモ」’03以来、
「シャーク・テイル」も「ニモ」と同じく魚の国のおはなし。
まぁ人間社会をそのまま魚に置き換えたもの。
それも、丁度、アメリカ人を魚に置き換えたお話ですネ。よって、
レゲーというかラップというか、とにかくデスコミュージックが
バックに流れまくっていました。
陽気で、軽薄で、ルーズで、女好きで、それでいて一攫千金の
アメリカン・ドリームを夢見ている正に典型的なアメリカ男、
否! 小魚オスカー(声ウイル・スミスor香取慎吾)
小魚は洗車場ならぬ洗鯨場ホエール・ウオッシュで働いていた。
ある日、小魚はサメに襲われ食われたが、間一髪、サメの頭に
船の錨が直撃し、九死に一生えを得た。そのことが、サメを退治
したと勘違いされ「サメ・キラー」として町の英雄と成ってしまった。
あこがれのペントハウスで生活する。
まぁアメリカ社会の縮図、ハーレム的下層階級は洗車かトイレの
掃除係りの仕事しかない、しかし一旦成功するとペントハウスで
パーティー三昧、マスコミも持て囃し、美女たちも寄ってくる。
しかしサメのボス(声ロバート・デニーロor松方弘樹)との対決が
待っていた。デニーロは「ゴッドファーザーの」マフィア役者、松方
は「仁義なき戦い」のヤクザ役者だが、声までやるとは驚き!
それから高利貸のはりせんぼんの声(マーティン・スコセッシ)が
受け持っていたにも驚き!
可哀相!なスコセッシさん「アビエイター」’04でもアカデミー
監督賞を貰えなかった。こんな名監督にアカデミーをやらないまま
でいると、あとから名誉賞を作る羽目になりますゾ
この映画、オープニングはあのダン・ダン・ダン、ダ、ダ、
ダダダダダダのダァ~ンのジョーズのテーマではじまるが
「この曲恐くて嫌い!」との優しいサメ君のセリフに笑ってしまった。
P.S スコセッシ監督は このあと「デパーテッド」’06で見事、(やっと)
アカデミー監督賞をもらいました。
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