クリスマス・シーズンが近づいてきたので、その関連映画を・・・
日本という国は宗教や思想に関係なく、楽しそうな外国の行事を取り入れ、
意味なく楽しむ国だ、仏教徒や神道が大半の国なのに、クリスマスは日本の
一大行事である。
最近はハロウインの仮装を何にするか?バレンタインデーのチョコレートを
誰にプレゼントするか?多くの男女が頭を悩ましているご時世である。
一方、お釈迦さまの誕生日4月8日を花祭りというが、幼稚園の時に
甘茶で祝った記憶しかないし、地元の神社祭などは萎むばかりである。
その点キリスト教の国(カトリックもプロテスタントも)アメリカ人にとって
クリスマスは大きな意味がある。キリストの誕生日ゆえ、神に祈を捧げる。
クーパー家にとって、クリスマスは家族が一同に集まり、食事を共にし
皆それぞれ感謝し合う日であった。
という訳で「クーパー家の晩餐会」2016 に一言
結婚40年を迎えるクーパー夫妻、妻シャーロット(ダイアン・キートン)
夫サム(ジョン・グッドマン)は子供たちが独立してから二人暮、サムは
定年を迎えた。しかし倦怠期、このクリスマスを最後に離婚を決めていた。
長男ハンク(エド・ヘルム)は離婚した妻にも3人の子にも、リストラされて
失業中であることを隠していた。子供に自転車を買ってやる金もなかった。
長女エレノア(オリビア・ワイルド)は売れない作家、独身、母にとって
心配の種である。空港でたまたま会った軍人のジョーに、恋人のフリして
自分の家に行ってほしいと嘆願した。
シャーロットの妹エマ(マリサ・トメイ)クリスマスのプレゼントを見ている
内、つい魔がさしたのか、万引きしてしまった。果たして逮捕され、
ウリアム巡査(アンソニー・マッキー)のパトカーで護送されていた。
あとシャーロットの父(アラン・アーキン)と若いウエイトレス(アマンダ・
セイフライド)と叔母や孫3人、合計13人と愛犬、皆それぞれ悩ま
しい事情を持ったまま一同テーブルに集まったのだ。果たして晩餐は?
私は群像ドラマが大好きである、役者がそれぞれ個性を発揮し、
それぞれ事情とエピソードがあり、その中の誰かに同調できるからだ。
今回は若い女に恋心を抱く祖父(バッキー)に同調してしまった。
多分心の奥で同じことを願望しているからだろう・・・・か?
監督と制作は 女流監督のジェシー・ネルソンさん
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