皆さんから、リアルで残酷シーン連続との論評あったので
なかなか観に行くはずみが付きませんでした。
この年齢になると、遊園地のジェットコースターや血しぶき
残酷映画に乗れなくなっておりましたが、しかし、
これ観ずして映画ファン足り得ないと思い行きました。
これはもはや映画でなく、戦争体験であります。
私も、皆さんも即2等兵になれます。
一番恐かったのは上陸ヒギンズ・ボートの扉が開く前で
このまま開かないでくれと思ったくらいです。
しかし一旦戦闘が始まると、私たちの恐怖は消えます。
弾は飛交い、腕はもげ、内臓も飛出す地獄の戦場で
死にものぐるいの前進しか無いと確信させるからです。
スピルバーグ監督は「史上最大の作戦」と「コンバット」
世代であり、全く別の切り口で2作同時リメークしようと
思ったのでしょう。徹底的なリアル・ドキュメント映像を追求
する事であり、内容はどうでも良かったと思われます。
内容の是非を論じる意味はありませんが、(トム・ハンクス)
演じるミラー大尉は歴戦の勇士であるが、まじめで教養があり
人情家すぎた。おかしな命令と割り切り、安全第一で適当に
任務をはたし、余計な事はしない、敵には容赦しないならば、
もう少し良い結果になったであろう。(映画にならぬか?)
巷では(エドワード・バーンズ)や(バリー・ペッパー)に
人気が出ていますが、私は何と言ってもホーバス軍曹(トム・
サイズモア)が良い仕事と思う、まさに職業軍人、理屈なしで
任務を果たす。男の理想、「HEAT]のチェリト役も全く同じ
キャラクターで、いいなと思っていたら、今回でドップリ
ファンになった。
観ている間、のめり込む映画であった。いつもそうであるが
スピルバーグの映画は終わった後何も残らないのは何ぜだろう。
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