ISのテロが世界中に拡散され、悲惨なテロが実行されている。
本当に世界中物騒な世の中になったものだ。一方、ISの勢力地域
では世界遺産や世界的芸術品のバンダリズムな破壊が行われている。
第二次世界大戦中にもあった。ナチス・ドイツは占領地フランス各地にある
美術品を強奪し、ドイツに新たに造られた総統美術館に集荷を図った。
これは画家でもあったヒットラーの性向であった、彼は万一ドイツが敗れる
ことあらば、この芸術品と共に焼け死ぬことを望んでいたのだ。
忌むべきヒットラーの野望から美術品を守るため、ハーバード大美術館の
館長ストーク(ジョージ・クルーニー)をリーダーとした美術専門家による
美術品救出部隊「モニュメント・メン」が結成された。強奪された作品の
リストと行方を突き止め、取り返す作戦を展開した.
この実話を映画化したのが「ミケランジェロ・プロジェクト」2015である。
ノルマンディーに上陸した米軍部隊は当然のことながら、芸術品より
兵隊の命の方が大事と協力的でなかった。戦闘経験のない美術家で
ある正に孤軍奮闘であった。全体に「大脱走」1963の雰囲気の映画。
モニュメントメンに(マット・デイモン)(ビル・マレー)(ジョン・
グッドマン)、ケイト・ブランシェット
など芸達者を揃え、Gクルーニー自ら監督した秀作であったが・・・
フランスから強奪された芸術品をドイツに運ぶ列車を阻止する戦争の名作、
芸術品と人命の対比を非情に画いた「大列車作戦」1964年(ジョン・フラン
ケンハイマー監督、バートラン・カスター主演)とは比較にならぬと思った次第。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。