アカデミー受賞式を放映できずに、過去のアカデミー作品特集をする
NHKのBSは何とだらしないものかと思いますネ
というわけで昨夜また、BSでアカデミー受賞作特集が放映されたものに、
一言、題名は「偶然の旅行者」'89、原題は「The Accidental Tourist」
これ昔、劇場で観たものだが、あれからもう15年も達てしまったことに
正直おどろきを感じていた。私は「アルダード・ステーツ」'79以来、
ウイリアム・ハートのファンなので、当時この映画を観たと記憶する。
劇場で観たあの時は、長く、かったるい内容の映画と思った。
小学生の一人息子が事件に巻き込まれ死んでしまう。すっかり落ち込んだ
夫婦は別居することに・・。
今回じっくりとTVで鑑賞した、少々ゆるいテンポではあるが、なかなか
考えさせる映画であった。当時退屈と思ったのが、今回観てなかなか良く
思えるのは、ただ単に私が年とった、ということだろう。
妻(キャスリーン・ターナー)は言う、「子供がいたから、あなたと暮ら
すことが出来た。子供が亡くなった家に、あなたと居るのは耐えられない。」
と家を出て行った。今まで夫婦間にトラブルがあった訳でなかったが、
亭主メーコン(ウイリアム・ハート)の内向的性格を嫌悪していたのだ。
寂しく暮らすメーコンはペットショップに勤める風変わりな女
(ジーナ・デイビス)と知り合う。この役で見事アカデミー助演女優賞、
これでブレイクして、こののちはメジャーの仲間入り、彼女得したネ。
どうも昨今の傾向として、夫が定年退職した区切り離婚やら、子供が、
嫁いだ後離婚など、妻としての義務を果たした区切りの離婚が多いようだ。
15年前退屈な映画が、今「退屈」でないのは、来春末娘が進学すれば
我が家は二人暮し、その時に、何か切り出されるか?
恐怖の危機感のせいだろうか。
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