(エディ・マーフィ)の
「Showtime ショウタイム」を見ましたので、一言御許しを。
私はハリウッド「刑事もの」のファン、しかしアクションより、むしろ
相棒との掛合いが好きなのです。最高は「リーサル・ウエポン」の
マータフ(ダニー・クローバー)とリッグス(メル・ギブソン)コンビ。
「ラッシュ・アワー」の(クリス・タッカー)と(ジャッキー・チェン)
のコンビは、初の黒人と東洋人の刑事コンビで、画期的なこと。
古くは「48時間」'82の(ニック・ノルティー)と、ここで鮮烈デビュー
した(エディ・マーフィ)コンビは絶妙な「掛け合い」だった。
エディ・マーフィは「48時間」以降で好きな映画は「ボウ・フィンガー」
=「邦題ビッグムービー」'99と、久々の彼の傑作と思えるこの映画
「ショウタイム」これには「48時間」風味があり、皆さんにお薦め。
今回は大御所(ロバート・デ・ニーロ)とコメディ王(E・マーフィ)
のコンビ。大物同士、旨く合うのか興味津々であった。
女性TVプロデューサー(レネ・ルッソ)は警官ドキュメント番組を企画。
筋金入りの敏腕刑事ミッチ(デ・ニーロ)を24時間追っ掛け、悪党退治を
放送すれば視聴率を稼げると考えた。ロス市警は市民受けのため全面協力。
いやがるミッチを引張り出し、さらにおもしろい黒人の相棒ということで
刑事でないのに、パトロール警官のトレイ(E・マーフィ)を押し付けた。
彼女が求めるものは視聴者受けする、カッコいい派手なハリウッド刑事、
視聴率のためなら「やらせ」もダーティハリーポーズも何でも要求する。
プロ刑事ミッチは馬鹿らしくてやれない、しかしトレイはカメラの前
では格好良いアクションと決セリフを次々連発する。正に人々が望む
ハデ刑事を披露。逮捕の瞬間叫ぶセリフは3回呼吸して「ショウタイム!」
果たして番組は大ヒットする。
犯人をカーチェイスする二人、追っ掛けるTVカメラ、アクション
もたっぷり、その間の二人の掛合いは絶妙で、最高に面白かった!
最後に芽生える友情も「刑事コンビもの」の定石通で安心できます。
最近コメディー付いてるとはいえデ・ニーロは硬派、その硬派ぶりが
逆におかしいのは、マーフィの突込みセンスの賜物と思いました。
「ボウフィンガー」の主役は(スティーヴ・マーティン)だった。
今回は(デ・ニーロ)、どうも(エディ・マーフィ)は本主役より
準主役を演った方が、より面白く旨いコメディアンだと思いますネ。
そうそう、このショウタイムで本物の刑事にハリウッド映画刑事
らしい派手な演技を指導する元TV人気刑事スターとして(ウイリアム・
シャトナー)が出演していたが、彼が昔TVの「刑事コロンボ」に出演
TV人気刑事役だったことを思い出しました。
題名は「ルーサン警部の犯罪」でしたネ。
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