出張の仕事を終え、帰りのフライトまで時間があった。
街中の映画館を覗いてみたら、最後までは見れない上映時間帯、
まぁいいか!と入場したら、何と!前の回が上映中だった。
席に忍び込み最後の方から見て、次の回の途中まで見て退場した、
でも全て見た次第。 いやぁ~シネプレックスでないころはよく
この方式をとったものです、忙しいビジネスマンには昔の劇場が
よかったですワというわけで「ラッキーナンバー7」に一言。
スレブン(ジョシュ・ハートネット)はツキに見放された男である、
会社を首になり、恋人に浮気をされ、物取りに鼻を潰され散々な目
にあった。友人を頼ってニューヨークにやって来たが、今度はその
友人と間違われて、二大ギャングの抗争に巻き込まれたのだ。
スレブンはギャング・ボス(モーガン・フリーマン)から敵対する
ギャング・ラビ(ベン・キングスレー)の息子の殺害を強要された。
さらにそのスレブンを始末するために、殺し屋(ブルース・ウィリス)
が雇われた。まぁ渋い個性派役者を脇役に配した贅沢な映画。
話はヒチコックのケリーグラントの如く「巻き込まれ型」の典型、
スレブンは素っ裸にタオルを腰に巻いただけで拉致され、NYを引回
される。引き締まった腹、今にも落ちそうなタオルは女性必見である。
いやぁ~、こんな姿で様に成るのは(J・ハートネット)かブラピ
位だろう。
オムニバスの如く、単元が進み、パズルが入うちにやっと全体が見え
て来た、なるほどまるで「黒澤の用心棒」の風味もあり面白かった。
J・ハートネットさん、あの「パールバーバー」'01では全く可愛そう
な役だった。まるで三角関係の中で貧乏くじを引かされた邪魔者の様
な扱いに思えた、爾来少々鈍くさい、人の良い青年のイメージだった。
その後ハリソン・フォードと競演した「ハリウッド的殺人事件」'03
でハンサム振りを披露し、そのキャラそのまま今回の映画である。
今後このハンサム路線で行くか、性格俳優で行くのか?成長楽しみな
役者であります。
P.S 昨夜NHKのBS アカデミー受賞を見ました。
昔からファンだった(フォレスト・ウィテカー)の主演男優賞は
大変うれしいが、正直ここまで出世するとは想像してませんでした。
これまた昔からのファンだった(ヘレン・ミレン)さんの主演女優賞
は喜びの極み。彼女は経歴と実力から当然ですワ、熟年女優の鑑、
いや~威並ぶ若手美女群の中で、ヘレンはむしろ目だって美しかった。
残念なのは(ピーター・オトゥール)が主演男優賞を逃したこと、
アケデミー協会は昔から美形主役男優に厳しすぎると思う。
ピーター・オトゥール、レイフ・ファイン、トム・クルーズ、
ブラット・ピット、R・デカプリオ、最優秀作品賞の主役を
立派に演じても、ハンサムゆえ主演賞はもらえない。
こんな意地悪を繰り返していると、時期はずれの名誉賞を連発
せねばならなくなりますゾ。
P.S あれだけアカデミー受賞作品の特集を連発し自慢しておいて、
アカデミー賞受賞のライブ上映権を買えないNHKのBSの不甲斐
なさを批判しますゾ。(受信料は こうゆうことに使うべきです)
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