この物語の主題は正に「家族」です。
同じ時にたまたま上映の「D-TOX」の映画館に入りそうになった
入り口で気がつき、無事「K-PAX」=邦題「光の旅人」を
観ることが出来ました。
スタローンよりスペィシーの方がハズレはありませんものネ
その(ケビン・スペィシー)に正体不明の男を演らせたら天下一品
この映画は一見 S.Fファンタジー風味でありますが、
あまり現実離れとなると、この映画の本質が台無しになるのです。
その意味でこの主役を演じることは難しいと言えましょう。
しかし、さすがスペィシーさん旨く演じました。
舞台は精神病院、そこに送られてきた奇妙な患者のエピソードと
言えば、古くは「カッコ-の巣の上で」や「レナードの朝」
そして「17才のカルテ」など秀作がありました。
この手の病院は厳しく管理され、患者は薬漬けが現状である
彼の奇妙な行動は 他の患者たちの心を開き、患者自身で治ろうと
する意思を持ち、結果自然治癒力を求めて行くのです。
いわゆる現代人に必要なのは「癒し」なのです。
この物語の主題は正に「家族」でありましょう
K-PAX より優れているものは、たった一つ「家族の存在」だ。
この映画はエピソードを通して、家族を奪われた悲しみ、
家族と仲違している愚かさ 家のない人の寂しさを表現し
掛替えの無いものであると教えてくれた。
彼が天文学的知識をどこで身につけたか説明不足と言われる
方がおられるでしょう。
またK-PAX星人云々は、人間の「家族」を強調するためのツールで
あり、映画としてのエンターテインメント部分なのだと思う。
彼が天体に詳しい理由付けは、いろいろと考えられるが、
この際あまり重要な事ではないと思えました。
!理想郷K-Paxと矛盾だらけの地球とどちらが宜しいでしょうか?
だらしない私は やはり地球の方がいいですワ。
コメント
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