観客も、評論家も皆さんの評価高く 私も見に行きました。
本当に画面が綺麗だ~。特にこの映画の様にParisの街
Montmartre(モンマルト)の下町をこんなに(しっとり)と綺麗に
見せてくれるなら、わざわざパリまで行く必要がないと思ってしまう。
映像も洒落ています、プロローグで、
いきなりS@X!したのでしょう! 顕微鏡で受精の瞬間映像を見た。
そして間髪入れず、アメリ誕生=生出産シーンで画面に釘付け
あとは幼いアメリの一人遊びのシーンをバックにクレジットが出た。
一心不乱に幼子が遊ぶ無邪気さに、私は早くも「うるる目」モードに
なった。
続いて、シャンソンの様なナレーション「J'aime・・ou J'naime pas」
で登場人物のキャラを次々表現していくなんて洒落てますネ
幼いころから、一人遊びと、空想の世界にひたっていたアメリ、
強い感受性を持っているアメリは、周りの人が幸せになるように
様々な仕掛をして行く・・・(この仕掛が全て面白いです・・)
しかし自分のこと(恋)になると今一歩踏み出せないシャイな子である。
美しいのか?否! カワユイのか? シャイなのか?大胆なのか?
変っているのか?まともなのか?こんな不思議なアメリキャラを
(オドレイ・トト)ちゃんが演じたというより、創り出したと思える。
さてアメリを取り巻く、フランス人達が、これまた面白いですネ
特にカフェ常連のストーカー(ドミニク・ピノン)の個性は圧倒的。
ジャン=ピェール・ジュネ監督の専属俳優の如く(エイリアン4の
両足無し)でも好演してました。
カフェの女主人は人生を達観しているようで気風よい人と思ったら、
Kennyさん情報では、あのヌーベルバーグ「大人は判ってくれない」の
(クレール・モーリエ)と聞き、本当にびっくりしました。
私が思わずグット来たのは、あの50男が宝箱を発見したシーン!
彼の驚愕と喜びと童心回帰が私にもズン!と伝わった。
思わず、私も昔、大事にしていた自分のダンボール菓子箱を
思い出したのだ。中身は、野球カードとメンコと祖母からの
お小遣いだったはず。確か?マジックで昭和33年、〇〇のものと
名前を銘記していたと記憶。
映画と同じ心境になってきた。人間は子供のころを思い出すと、
急に優しくなれるものですネ。
この映画の如く、人間の優しさを本当に表現できるのは
(J=ピエール・ジュネ)の様な「きわものやホラー作風」で恐怖や
恨み辛みを表現できる映画監督ならではできると思った次第です
アメリが働くあのカフェは私の理想郷に思えた、私も会社の帰りに
寄り道する常連客になりたい、プチプチもしたい!
コメント
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