「大統領の陰謀」とか「遠い夜明け」とかこの系譜の映画は大好きな私。
という訳で、この映画を見ることになりました。
本当に怖いのは、宇宙人でもなく、ゾンビでもなく、マフィアでもなく
「企業の論理」であります、彼らは既得利益を守る為に、合法的に邪魔者を
社会的に抹殺するのだ。
(R・クロウ)は巨大企業(タバコ会社)を内部告発したために、家族も失い、
社会的信用も失い、そして頼のマスコミからも見捨てられる。巨悪は勝つのか?
さすが実録映画、人も企業も実名で出てくるし当時の事件も出てきて
映画というよりCNNを観てる感だ。(A・パチーノ)と彼の人脈達のギブ&
テークの関係も生生しくて良い。
最近「女性映画」に没頭していた私は、また「男性映画」に戻された。
私にとって男性映画とは「権力闘争」である。そこに出てくる女性は
戦闘の合間の息抜きにすぎません。「ヒート」もそうだがこの監督
(マイケル・マン)は「人生は戦い、愛は息抜き」を思いださせてくれた。
正に男映画の代表選手だ。
それから看板ジャーナリストのマイクを演じた(クリストファー・プラマー)
本当にイブシ銀の演技だ35年前の「サウンド・オブ・ミュージック」の
トラップ大佐も年をとったナ~
上映が終わりぞろぞろと観客が外に出て来た。
「やあ~、面白い映画だったな~」と皆がタバコ一服
人間というものは何と愚かなものだ!
彼は何のために闘ったのだろうか・・・・・・・・・
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。