ほのぼのとした気持ちで観てしまう
1週間前にこの映画「崖の上のポニョ」を見ました。
今,目をつぶると、自然に浮かんでくるのは主題曲のメロディー
ポ~ニョ・ポ~ニョ・ポニョ さかなの子♪
それからクレヨンで画いた様な海岸の町と、多くの魚や生物で
満ちあふれた海の中のシーンが浮かんできます。
しかし、あとはほとんど出てこない、なんだったのかナ~、
この映画の内容は?
海にすむ金魚?の子 ポニョは、人間の男の子宗介くんに捕まって
しまった。人間の世界で過ごす内、ポニョはどうしても人間になり
たくなってしまったのだ、さぁどうなる?
クレヨンで画いたような小さな海岸の町、その崖の上に宗介くんと
母リサと、船員の父の小さな家がある、小さくても愛に満ちた家、
周りは皆ンないい人、誰一人、悪人が出てこない映画、
それでも事件が起こる。魔法の手違いで町が水没したのだ。
あのレベルの水害なら、大変は被害が発生しているはずだ!しかし!
どういうわけか誰一人、死者もけが人もいない、皆なんとか頑張って
ニコニコしている。
それどころか、足の不自由なお年寄り達が、走れるまでに良くなって
しまったのだ。
宮崎駿監督の狙いは何か?
世のいやな面を全て除き去った、ほんわかムードの温かい、全ての
生き物は皆善意の理想の世界を画きたかったのかナ~。
ポニョと宗介くんは正に純真無辜(ムコ)無垢(ムク)の象徴です、
子供のために創った映画でしょうが、小さな子供は賢く、現実には
こんな「ほんわかな」世界はあり得ないと気がついていますヨ。
あの「千と千尋の神隠し」'01は、少女が銭金主義の重労働の世界
から脱出する話だった、ある意味、現実のデフォルメゆえヒットした
と思いますヨ。
あと母と子の関係ですが、深い愛情を表現したいからといって、
母親を「リサ」とファーストネーム=呼び捨てにするのは、やはり
日本人には違和感ありデスヨ。
最後に・・・「海の彼方の底深く、幸い住むと人のいう」の如く、
あの碧い青い海中に多くの生物が遊泳しているシーンを見ると、
まるで理想郷に見えました。
そんな海の底を捨て、この忌まわしい人間社会の住人になろうとする
ポニョの気が知れない、また正直言ってポニョの将来が心配ですワ、
宮崎監督画くクレヨン画の町と現実社会は似て非なるものだからです。
まてよ!だから、あえて監督はこの映画を創ったのかも・・
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