米国民主党の大統領候補に バラック・オバマが決定した。
2008年11月の選挙で勝てば、米国史上最初の黒人大統領となる。
今、バットマン「ダークナイト」でヒースレジャーの鬼気迫る
演技が話題ですが、彼は2008年1月既に変死していたのだ。
ここでふっと「チョコレート」2002 上映を思い出したので一言。
2002年のアカデミー賞は人種差別関連映画「チョコレート」で
ハル・ベリーが主演女優賞に輝く、黒人女性初受賞の快挙だ。
一方、被差別者から差別する側にまわり、悪徳警官を演じた
デンゼル・ワシントンが「トレーニングデイ」で主演男優賞を
同時受賞した。白人達の贖罪だろうか?
既に、スポーツと音楽の世界では黒人がトップに君臨しているが、
今回、とうとう映画の世界でも頂点を極めたのです。
米国では、一見もはや優越人種に見えるが、このチョコレートを
観ると根強い黒人差別が存在していることが判ります。
舞台はジョージア州、ここは黒人差別が最も強い所らしい
原題は「Monster's Ball」こりゃ~なんだ? 怪物の舞踏会!
ホラー映画か?これは、米国の死刑は電気イスだが、電気を入れると
死刑囚がガタガタおどってから死ぬことから、電気イス処刑のこと。
まったく辛気臭い題名ですネ~ さらに内容も全く辛気臭かった。
男(ビリー・ボブソーントン)は刑務所の看守で死刑執行官、
女(ハル・ベリー)はこの男に処刑された死刑囚の女房であった。
男の息子(ヒース・レジャー)は男の叱責に、目の前で自殺した。
女の息子は女の目の前でひき逃げされ、殺された。
考えられる不幸と悲しみを全て背負った二人が出会った、しかも
深い因縁があると知らない。
お互いの体を求め合う二人のS@Xは激しく、まるで、接合の感触や
絶頂感まで伝わる程のシーンが続いた。凄い!
暗い暗い映画であるが、ハル・ベリーの生命力に満ちたBodyが
唯一の救いであった。
筋金入りの差別主義者である男は、黒人女によって孤独から癒される。
男の正体(夫を処刑した男)を知った女は、深い怨嗟を抱きながら
貧困と孤独から救われる道を選んだ。
「俺たち きっと うまくいくヨ」・・・
にんげんは一人では生きていけない寂しがりやな生き物なのだろう・
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。