「天才と気@狂いは紙一重」
アカデミー賞 4部門を獲得した事実上の2002年度
ナンバーワン映画「ビューティフル・マインド」これは観なきゃネ
ノーベル賞を受賞した天才数学者(ジョン・F・ナッシュ博士)の
実話をドラマ仕立てに脚色した映画であった。
昔から偉人の伝記物は文部省推薦で「立派な主役の、つまらない映画」
と相場が決まっている。しかし、この映画は、本当に面白かった。
作品賞は納得!
「天才と気@狂いは紙一重」と言いますが、正にそれを実感した。
同様なテーマでは[レインマン]('88) [マーキュリー・ラィジィング]
('98) 「スリング・ブレイド」('96)それから「アマデウス」('84)
などがありました。
プリストン大学の数学院生ナッシュ(ラッセル・クロウ)の頭は
全ての事象を数字で現し、その中から、全てを支配する真理、
真に独創的なアイディアを見つけ出す事に没頭していた。
頭の中は数字のみ、反面、社会性、交友、女との付合いは全くダメある。
こんな変人にも拘らず愛し、結婚し、後に錯乱状態になった夫を
見捨てず、支え続ける妻を演じた(ジェファニー・コネリー)が
誠に旨い。助ける女の優しさを好演したので 助演女優賞は当然!
中盤から映画のトーンがガラリ変りサスペンスアクションになった
おいおい、これでアカデミー取れるの?と心配、 しかしこれは
脚色のトリックだった。すっかり騙された。終盤はまるでシックス・
センス風味で、脚色賞は納得!
美しい大学風景の中で、数学者の奇異な行動、次々起こるエピソード
その展開の良さに、最後まで画面に集中できた。(ロン・ハワード)の
監督賞は納得!
天才数学者と分裂症の二役を演じ分け、奇異な仕草をくさみ無く
演じた(ラッセル・クロウ)に主演男優賞は納っととと エッ!
それは昨年、グラディエーターで貰った話? ふむ~ 貰うなら
昨年のマキシマス将軍ではなく、むしろ今年のナッシュ博士だと
思いますがネ
それにしても、彼を愛したのは 妻 ルームメイトの親友、姪
彼の才能を最も高く評価し重用したのは諜報員(エド・ハリス)だ
そんな4人の中、3人が幻想なんて、とても耐えられませんネ
尤も、私にとって 優しい女房というのは・・・正に幻想・・
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