数日前、BS-2でなつかしき「勝手にしやがれ」’59が放映されました。
ヌーベルバーグといえば、この作品、ゴダールといえばこの作品です。
昔姉に連れられ劇場へ、幼き私は、得たいの知れない刺激を受けたものです。
鮮烈画像、かつバラバラなカット、二枚目でない主役(ベルモンド)
格好の悪い死に方、「俺最低!」のセリフがわずかに記憶に
残っておりました。
しかし、あらためてTVで観ますと別に何も感じない、当然だが新しくもない
逆に映像が学生映画の様に素人っぽく、落ち着かない感じだ。
そうか!あの鮮烈だったヌーベルバーグの手法やカット、
男女の際どいセリフは全て、現在の映画に取り入れられ同化された
(終わったのではなく消化され体の一部になった)のでしょう。
しかしセシルカットの女(ジーン・セバーグ)は今でも新鮮で魅力的だ、
あの時は、ベッドの上でシーツもぞもぞのラブシーンが格好良い!と
思ったものだ。
しかし今見ると、このラブシーンは拙速過ぎる!もったいない!と
思うのだが、これは時代が替わったせいでなく・・・・
・・・私がH中年になったということか? 情けない
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