今ハリウッドで「主役級悪役スター」を一人挙げよと言われたら
躊躇わず(ジョン・トラボルタ)を指名します。
脇役・悪役スターなら山ほどいるし、高齢な往年主役スターなら
時々悪のボス役で出ることあるが、 J・トラボルタは('54生れ)
まだ47才だが、もはや善人は演(やれ)ぬ程の主役悪役スターだ。
「パルプ・フィクション」('94)を境に役柄が替わったナと思う。
「ブロークン・アロー」('96)で、おや~こんな役?と思った。
「フェイス・オフ」('97)では(ニコラス・ケイジ)と悪を競い合い、
完膚無き勝利を収めた。
「マッド・シティ」('97)では何時切れるか判らぬ犯人を好演した。
「パーフェクト・カップル」('98)では、あのクリントン大統領の
性癖を見事に好演し、彼のどうにも止らぬス@ベさを世界に示した。
「シビル・アクション」('99)でも打算的な示談弁護士だった。
そして今回2001の「ソード・フィッシュ」では狂信的愛国者である。
米国に敵対するテロを撲滅するためのテロ組織(少々自己矛盾だが)の
冷酷な首領役である。
多分、米中枢同時テロ事件前には、荒唐無稽な組織と思ったはずだが
今なら、こんな組織本当にあるカモ!且つ必要か?と思ってしまう。
この映画の粗筋を考えるに9・11が起こった今、
現実が映画をはるかに引き離している今となっては、
この手のテロだの爆破だのとんでもない悪人を売りにする
映画は、見ていてかなりツライ
今となっては、映画のあらすじ論や感想を言うのは誠に空虚ゆえ、
止めました。しかたなくジョン・トラボルタ論に逃げてしまった次第です。
トラボルタよ!今後も悪を極めるべく益々の精進を期待する。
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