女性原作(群ようこ)さんによる、女性監督(荻上直子)さん
による、そして女性役者による映画
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アクションもなし、事件も起こらず、恋愛もなし自然体の映画。
舞台がフィンランドというのも不思議だが、まぁ淡々と静かに
ストーリーが進み、静かに終わる。 見終わったあとに、
人間は善意なる生き物であると思える映画。
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日本人にとってフィンランドは遠く、あまり縁の無い国ですネ、
北極の下にあり北欧、ロシアと国境をなしており、広さは日本と
同じくらい、人口は北海道より多いくらいか。
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木材資源が多くて、日本に輸入されており、私の商売も関係ある
のです。ノキアが有名で、生活は豊かで知的な国民です。
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そのフィンランドの首都ヘルシンキで日本女性サチエ(小林聡美)
が食堂を開いたのだ。くわしい経緯はわからぬが「日本を出たい、
行く国はフィンランド」と只単にインスピレーションしたらしい。
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細腕女性が一人で出来る商売は「食堂」、なにしろ毎日食事を
作っていた経験があるから、そのままやれるのだ。
気をてらったメニューはなし、よくある外国の日本料理屋には
したくない、日本食の代表「おにぎり」を主にした家庭料理、
シャケの網焼き、豚のショウガ焼き、肉じゃが、卵焼きである。
そしておいしいコーヒー。
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炊きたての、ほかほかごはんは世界一おいしい食べものだ、
それに梅干やつけものと海苔があれば、もう何もいらないのだ。
日本人が国際的になれない、他国に移住できない最大の理由は
日本の主食ごはんが美味過ぎるからである。
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さて、ひょんなことから、そこに観光客(片桐はいり)が住込で
手伝うことになり、同じく観光客(もたいまさこ)が顔を見せる
ようになる。日本人は3人のみあとは全てフィンランド人ばかり。
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しばらく客は一人の青年のみだった食堂にもフィンランド市民の
固定客でにぎわうようになってきた。
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小林聡美は聡明な女性と思った。フィンランド語ぺらぺらなのだ。
あの1998-1991のTV番組「やっぱり猫が好き」いらい、ユーモアと
マイペースな姿に何か才能を感じていたが、やはりネ、たぶん実生活で
旦那である(三谷幸喜)は彼女の才能に惚れたものと推察しました。
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もたいまさこと片桐はいり 顔も個性的だが、考え方も個性的だ。
相当なマイペースを感じる。
映画を見て思った、女性は自由でのびのびしている、そして男より
確実に度胸があると認識した次第です。
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