ハンニバルにおけるカニバリズム
ハンニバル・ライジングを述べたついでに 関連したことを一言。
文明社会におけるタブーの一つはカニバリズム。
これが行われる理由は、遭難時の飢えを凌ぐ行為と、
そしてもう一つが性衝動による人肉食があります。
これこそ「性と食」の究極の結びつきと言えましょう。
カニバリズムの代表映画は「食人族」'81伊、南米の裸蛮族の行為
とはいえ、女体串刺しやら、立ったままの出産シーンもあり、
明かに食と性を関連させている。
日本人でも「佐川君からの手紙」のパリ留学生人肉食事件や
「宮崎@事件」などが発生しており、あきらかに性的衝動だろう。
米国ではエド・ゲイン事件とヘンリー・ルーカス事件をヒントに映画
「羊たちの沈黙」が作られました。ハンニバル・レクターの人肉食
シーンにはいつもエロチックな雰囲気が漂っています。
特に、リドリー・スコット「ハンニバル」の最後の晩餐シーンは圧巻。
クラリスは乳房も艶なドレス姿、赤ワインは逸品シャトウ・ディケム
の70年もの、アントレ「脳みそのソテー」に合わせ厳選したものだ。
男の脳を一部切取りバターとエシャロットで炒め、黒トリュフを
ふりかけ、香ばしく調理。男は自分の脳をおいしそうに食べる、
クラリスはショックでワインを胸にこぼす、正にエロの極地であった。
この作品はフィレンツェが舞台、ヴェッキオ宮殿、ヴェッキオ橋、
パッツイ礼拝堂や様々な絵画など中世欧州を見せてくれた。重厚
な作品であり、三部作では最高、心に残る映画であった。
グルメ映画の内、邦画で思い出すのは伊丹十三監督の「タンポポ」'85
役所広司と黒田福美のラブシーンは凄い、乳首にマヨネーズを
塗ったくり吸う、食い物にまみれてS@Xしまくる。
圧巻は生卵の口移し合いKissシーン、「本当」の恋人同士なら
一度実行してみるべき行為と思う。
記憶あいまいながら、役所と若い海女の生牡蠣Kissもあったと
思う、カキからと処女を連想させる性的なシーンだったと記憶。
このタンポポはグルメガイドとしても秀作、伊丹作品で一番面白い。
以来、私は大友柳太郎の正式なラーメン作法を、実践しているのですヨ。
単純生物は口と排泄器と生殖器は一緒である、そこから進化した
人間も根子は同じ、よって食と性は関連しているのかも。
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