気ままにシネマ

ワンダー・ボーイズ 2000 米国

季節は冬、ペンシルベニア州のピッツバーグ市、古い町並みがあり　
広葉樹の並木、雰囲気ある酒場、そして歴史を感じさせる大学がある。

その大学の文学部教授で作家の(マイケル・ダグラス）は7年前、

彼の著書が文壇で受賞した。そしてワンダー・ボーイ(若き成功者)と

して、一躍時の人となった。

しかしその後、さっぱり執筆作品が完成しないまま、作家生命も危機的な

状態にいた。

さらに3人目の妻も家を出てしまい、私生活も旨く行って無い様だ。

教授をとりまく人物が面白い、それぞれ個性的な旨い役者が演じている、

彼の上司で大学の女性総長(フランシス・マクドーマン）は彼の恋愛

（不倫）相手でもある。なんと彼女は妊娠してしまったのだ。

彼の新作小説をヒットさせ、栄光をもう一度と彼も自分も再起を狙う

雑誌編集者を個性的怪俳優(ロバート・ダウニーJR）が演じている。

彼の気を何とか惹こうとする教え子女学生に(ケイティ・ホルムズ）が

カワユイ。（後々Ｔクルーズの女房になるとは夢夢思ってなかったネ）

そして、彼の教え子で作家デビューを目指すのは（トビー・マグワイア）
この天才的な教え子の奇行が教授をどんどん迷走させて行くのだ。

しかしこれら登場人物と彼との関係が意外なほどサラッとして、

その結果、この作品はいったい何を表現したかったのか、判かり難いが

あとからパンフレットを読んで「ああ！それを表現したかったのか」と

判った次第。つまるところ、過去の栄光ワンダーボーイからの卒業が

テーマなのだ。

多分マイケル・シェイボンの1995 年ベストセラー原作を読んでいた

米国人なら楽しめたのでしょうカネ。

只、私には、この大学の雰囲気がすばらしく&　気に入りました。
ここならば、もう一度勉強すべく、もう一度学生生活に戻っても良いカナと

思ったほどでありました。

ワンナイト・スタンド 99 米国

「ワン・ナイト・スタンド」を見ました。

いやー面白かった。好きだな！こんな映画

人間も獣（けもの）の一種、会った瞬間本能的に

「つがう」べき相手を見抜くこともあるのです。

それも2組の夫婦が、それぞれの相手！を、でした。

相性が合ってしまえば、誰も性的煩悩を

止められなくなくなります。

この映画、ことのきっかけは身内にエイズ患者が

いたから。
そういえば「ランダム・ハーツ」は旅客機の墜落事故が

きっかけでした。どちらも現代社会現象からストーリーが

展開して行くのが面白いですネ

それにしても主人公(ウェズリー・スナイブス）の相手役は

いつも良い、今回のナターシャ・キニンスキー、

「追跡者」のイネーヌ・ジャコブ、
「マネー・トレイン」のジェニファー・ロペス、・・・・・・・
私の相性と同じです。