何度も、Blogに貼り付けを失敗するのは 何か奇妙だ!
このBlogを見た人は7日以内に、本物のDVDを
見ること、観なければ・・・・・・? 怖い!
今回は「Ring」を観る前に元祖「リング」を
再見する程念を入れました。
何故なら本邦映画が外国でリメイクされたのは、私の知る限り、
黒沢明監督の「用心棒」が荒野の用心棒、「七人の侍」が
荒野の7人、そして周防正行監督の「シャルウイダンス」かな、
やはり、これは快挙と言って良いと思います。
先ずはヒロイン(ナオミ・ワッツ)の恐怖の叫び顔がなんとも
美しい。大口を開いても美貌を保つには、ホラーのヒロインは
すべからく本物の美人でなくてはなりません。
さて小説では男二人が主役だが、オリジナル邦画ではヒロイン
(松嶋菜奈子)と別れた元亭主(真田広之)に替え、成功した。
今洋画では、さすがウーマンパウワーの国、男の存在感無く、
ナオミ・ワッツの孤軍であった。その頼りなさが恐怖感を高めた。
またビデオをコマ送りで分析しながら、より不可思議な世界に
入り込むミステリー仕立はかなり面白い。
鼻血や痣、じりじりと迫り寄る死の予兆、特に馬の暴走は圧巻で
あった。これらの細かい恐怖のエピソードの積み重ねが旨い。
何と言っても画像が良い、西海岸シアトルの冬、暗雲の森と海を
ダークブルーの色調にして観る者を憂鬱にさせる。
特殊効果はハリウッドの得意芸だが、敢えて、一瞬しか見せない
業は日本版を意識しているからだ。
総合的にみて映像は米国版の方が勝っている、田中監督も
忸怩たる思いもあろうが、ここまでカットが同じであれば、
まぁ満足していると思う。
サマラの白死装束と長い黒髪は紛れも無く日本の伝統的幽霊
である。久々にハリウッドで日本をみてうれしかった。
しかし今後は日本の幽霊でなく、本物の日本人役者がハリウッドで
活躍してほしいものである。
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