令和も「気ままにシネマ」とお付き合い下さいませ。
英国を代表する世界的な現役コメディアンといえば64才の(ローワン・
アトキンソン)でしょう。
ご存知の通り「ジョニー・イングリッシュ」は英国スパイ007のジェームス・ボンド
の完全パロデーであるが、な・何とボンドガールだけは本物を相手役にしている。
ジョニーイン2では(ロザムンド・バイク)を今作では(オルガ・キュリレンコ)を
使うとは驚きである。
ここまでパクリが許されるもの007と同じ英国製作ゆえでしょうかネ
彼は顔面変形やドタバタ身振りなど古典的笑いが売りだが、英国の名門オックス
フード大学の理工系を卒業したインテリである。それゆえメカニックの使用法を間違
えて失態をしたり、デジタルをちゃかしたコメディーが創れるのだろう。
ジョニーイン3のサブタイトルは「アナログの逆襲」である、テーマは正にデジタル対
アナログの戦いである。そもそもデジタルの象徴ネットの弱点はハッカーされる事である、
英国の交通網や公共施設がハッカーされ機能停止に陥った。さらに英国諜報機関
M7がサイバーテロされ、現役スパイは全員公開されて活動不能となった。
英国首相(エマ・トンプソン)は急きょ退役スパイを召集、殆どは死んだが病気で、
不運にも残ったのはジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)のみであった。
敵はITを駆使したデジタル軍団、ごぞんじの通り、彼はデジタルやスマホは使えない
時代遅れのスパイである。自分では有能と思い込んでいるが落第スパイである。
私も同じアナログ人間、デジタルは利用しているが、スタックしたらもう終わりである。
スマホは不便である、電話番号を調べると自動声音でダイヤル1やら2やらを押
されねばなかなか要件に行き着かないし、 認証や暗証番号をを要求されて
急ぎの時は利用不可である。
相変わらず英国人のフランス人嫌いが面白い、アストン・マーチンで追跡するが
前をさえぎる自転車ツールドフランスの一行がフランス人だと判ると容赦なくミサイルで
吹き飛し、蹴散らした。
またフレンチレストランでロブスターの固い殻割りに失敗、ブランデーに引火して火事で
レストランを丸焼けにしてしまう。
いずれにせよ、途中経過は自分のまいた種で失敗と犠牲者続出となるが、最後は
英国のアナログ原子力潜水艦から発射されたミサイルが偶然敵のクルーザーを見事
爆破して世界を救う。結果はオーライ、メデタシしめでたしとなる。
自分は有能なスパイと思い込んいるアナログ性自信が見事にデジタルを負かしたのです。
頭でっかち且つバーチャルリアリティーより、生身の肉体と経験のアナログな旧世代もまだ
まだと元気になる映画でした。
相棒ボブ に同じくベン・ミラー 、監督はデヴィット・カー
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