いやぁ~、雑事で忙しく、映画を見ず、コメントも書かずでした。
やっと観たので「ザ・コンサルタント」(2017)に一言。
原題は「the accountant」=税理士、会計士である、日本では
会社の会計係の印象があるので、わざわざ経営コンサルタントに
したと思われる。
この映画「必殺仕置き人」の如く、表向きは市井の市民ながら、
裏では非情な殺し屋という設定と同じ、表の商売は企業の
「会計士」、それも筋の良い客でなく、どちらかというと裏社の
会計を手伝っているので、目立たず地味な事務所にしている。
その会計士クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)に大手の
機械メーカーから仕事が舞い込む、社内で不正経理の疑いが
あり、調べてくれというもであった。
何と!15年分の台帳を一夜にして調べ上げ、長期で周到に
操作された金銭横領を見つけた。
しかしその結果、企業の重役と経理部長は殺され、女会計係
デイナ(アナ・ケンドリック)もウイルも暗殺団に襲われる、
しかし何と!ウイルは殺し屋を一撃で始末した。
会計士ウイルの逆襲が始まる、襲ってくる暗殺団を次々と
射殺し、あらゆる格闘業で撃退した。この映画の見所は
ウイルによる、悪党たちの巧みな殺し振りにつきます。
何故、この会計士に天才的な数字分析能力があるのか?
何故、この会計士にプロの戦闘能力があるのか?
彼は生まれつき重度のアスペルガー、いわゆる自閉症であった。
軍人だった父は、彼が一人で生きていくために、弟のブラストン
と共に、徹底的に格闘技や軍事的訓練を叩き込んだのだ。
自閉症の人は、他人とのコミュニケーションが旨くできない
反面、とてつもない集中力、暗記力、分析力があるといわれる。
「レインマン」1988の(ダスティン・ホフマン)も演じた如く、
天才的な数字分析と計算力があったのだ。
ホーキンズ博士、数学者J・ナッシュ博士、アップルのS・ジョブス、
エニグマのチューニング博士、座頭市、吉里吉里人、映画化される
天才たちは、皆、様々な障害を持っておられる様だ。
本当の悪党=企業の社長(ジョン・リスゴー)は義肢製造や
ナノテク開発で社会に貢献しており何が悪い!と嘯くが成敗
された。
ウイルを追う財務省捜査官に(J・Kシモンズ)、
監督はギャヴィン・オコナー
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