天才にして天文物理学者(スティーブン・ホーキング博士)は
「人工知能(AI)=ロボットは人類を滅ぼすことになるかも
しれない」と警告している。また博士は「タイムマシンによるタイム・
トラベルは不可能」と断言もしている。
タイムマシンを駆使した人間対ロボットの戦争映画
「ターミネーター新起動/ジュニシス」に一言。
元祖「ターミネーター」は1984上映ゆえ、この映画は31年目の
第5作目となる。元祖映画は未来から現代に送り込まれた
殺人ロボットT-800は(アーノルド・シュワルツェネッガー)
を一挙にスターダムに押し上げた記念すべき映画であった。
ターミネーター2からT-800(アーノルド・シュワルツェネ
ッガー)は改良されてヒロインを護る良いロボットになり爾来
悪ロボットT-1000と壮絶な戦いを繰り返すことになる。
ある意味この新作は元祖のリメークといえるものであるが、
タイムマシンをいろいろイジいたら、歴史が少しづつ変わって、
私には正直、訳が判らなくなってしまった。
ヒロインのサラ・コーナ(エミリア・クラーク)は逞しい女戦士と
して登場し、未来から助けにきたカイル(ジェイ・コートーニー)
を逆に助ける始末である。
映画の内容は 只々変貌自在の新型T-1000と
延々とバトルする映画である。
それから30年間T-800演じ続ける(アーノルド・シュワルツェ
ネッガー)はさすがに年をとり「おじさん」になってしまった。
無理にCG処理せず、ロボットも年を取ると開き直って
作るのが面白い。
主役も年寄り、観客も年寄り、昔のヒーローを何度も楽しむ
正に高齢化を象徴する映画と思った。
監督はアラン・テイラー
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