「ウインブルドン現象」という言葉がある!
テニス発祥の地英国、その最高峰「ウインブルドン」選手権で、
開催地の英国人が全く勝てないことから生まれた言葉。
日本の国技「大相撲」、モンゴルや欧州出身関取が優勝を
独占して、長年にわたり日本人の関取が優勝してないのも
正に「ウインブルドン現象」である。
そして、東宝の特撮、日本映画が誇るトップスター「ゴジラ」
私が生まれて最初に観た映画が「ゴジラ」1954であり、従い全て
観てきた、私の少年時代は世界に誇る特撮を自慢に思い、
円谷英二監督を心から尊敬していた。
一方米国バリウッド産ゴジラは1998年(ローランド・エメリッヒ)
監督により創られた。さすがハリウッド、1億3000万ドルの金を
掛け、高度なVFXやCGを駆使迫力ある(GODZILLA)
を創り上げた。
しかしゴジラというよりイグアナに近く、世界の筋金入ゴジラファン
から総スカンを食ってしまった。(私は好きであるが・・・)
その反省を踏まえて、根っからのゴジラ・ファンである(ギャレス・
エドワード)監督が出来るだけ元祖ゴジラの形相で、ゴジラの
哲学(原爆に対する怨念)(大自然に対する畏怖)を
尊重しつつ1億6000万ドルの大金で作ったのだ。
東宝の10倍の予算だ!現在世界的大ヒットばく進中だ。
続編も決定した。
脚本に少々辻褄あわぬところあるも、都市破壊の映像は
すばらしい、なかなか正体を見せない、怪獣映画の鉄則
「焦らし」が旨いネ、
なんと言っても、ゴジラの咆哮が凄い、獣が敵を威嚇する手段、
である。これ以上無い超強面顔をつくり、喉を胸をブルブル震わ
せて吠えるのだ、すばらしい迫力と音色である。
常に足の下で逃げまくる人間の目線で撮影しているゆえ、巨大
戦う米軍海兵隊や市民は蹴散らされ、踏みつぶされる。
海外から日本を見ると、やはり3:11の原発事故と津波被害
の国なのだろう。原子炉塔がゆっくりと次々崩れ落ちるシーンや
ハワイでの大津波シーンも東北を襲った津波をそのまま再現した
ものである。
平成16(2004)まで28作られ、今日本での制作は休止状態
である。一方ハリウッドは高度なVFXと精密なCGにより、
どんな特撮も可能である。そして膨大な金を投じ続編も決定して
ている。
家電もよい、相撲のウインブルドン現象も良いが、世界の技術
立国&世界3位の経済大国である日本で、日本の誇るゴジラの
「ウインブルドン現象」こそ悲しむべきことである。
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