少子高齢、長寿国家、を反映して 年寄りが元気だ。山登り、旅行、
ゴルフ、ランチタイム、サークルなどは特に熟年ご婦人達で一杯です。
団塊の世代とその後輩がどんどんリタイアしているが、この我々世代が
元気なのである。
という訳で「RED 2」=「REDリターンズ」に一言 ”RED”とは
Retired Extremely Dangerous (退職した 超危険 人物)の意味だ。
つまり、元スパイCIAの敏腕エージェントであったが、引退後も何かと
事件に巻き込まれる厄介な連中のこと。
第一作RED(2011)がヒットしたので、柳の下の泥鰌を狙って続編を
作ったというものだ。第一作から3年たったので 観客の方は同じ境遇の
定年者退職者がどんどん増えているハズ。
映画も作る方も観る方も年寄りばかりの世界、そうだろう我々団塊と
その後輩世代にとって、子供の時の最大の娯楽は映画だった。その
楽しい体験があるからゆえ、今の若者よりはるかに映画好きなのである。
元腕利きのスパイ フランク・モーゼス(ブルース・ウイリス)実年齢59才
元武器・爆薬のプロ マーヴィン (ジョン・マルコヴィッチ) 61才
元英国MI6 狙撃のプロ ヴィクトリア(ヘレン・ミレン) 69才
元ソ連のスパイ シモノフ(ブライアン・コックス) 68才
今回の敵役 持ち運び型核爆弾を作った物理学者ベイリー博士は
(アンソニー・ホプキンス)となると77才と高齢である、役柄も正に
天才と痴呆症が同居している役である。
これではまるで養護老人施設の学芸会の様相である。
彼らの脇を固める連中も決して若くない年齢だが、今回は介護脇役だ。
フランクの恋人サラ(メアリー=ルィーズ・パーカー)50才
ロシアの女スパイ(キャサリン・セダ・ジョーンズ)45才
韓国の殺しや(い・びよんほん) 44才
団塊世代とその後輩には「オレが俺が」の傍若無人の傾向がある、
車の運転を見ても 堂々と道路中央を走り、右折も左折も周りを見ず、
突然曲がる。タバコ・ポイ捨ゴミ捨てなどマナーが悪いなどと言われる。
正にこの映画、その性向そのもの、やり放題、自己中心、年寄りに都合
よいシーンばかりの連続である。たぶん年寄りの観客大喝采でヒットする
のでしょうネ、
見どころは首と手の甲シワシワながら色気満タンのヘレン・ミレンの
大活躍振りですナ。 監督はディーン・パリソット さん。
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