Sanctom サンクタムとは聖所、複数形はSanctaサンクタ、Sanctusは賛美歌
Sanctuaryサンクチュアリとは鳥獣保護区域、避難所、駆け込み寺、
Sanctityとは神聖さ、そしてSanctionサンクションとは・・・制裁である。
と・いう訳で「人間が入ってはいけない神聖な場所 サンクタム 」に一言。
南太平洋パプアニューギニアの密林地帯に世界最大の洞窟体系「エサ・アラ」
があった。まだ人類が足を踏み入れていない地下水路が迷路の如く広がる
正に地球創生にも関わる場所であった。
世界的な洞窟探検家フランクM(リチャード・ロクスバーグ)を隊長とする
調査隊が探索をしていたが、あまりの複雑多岐な水脈路に手を焼いていた。
そしてこの島を大嵐サイクロンが襲った。大量の雨が激流となって洞窟に
流れ込み、洞窟が水没するのは時間の問題であった。逃げ道を失った調査隊が
助かる道は一つ、洞窟の水脈をたどり海に出ることのみであった。
暗黒の世界、押寄せる激流、極寒、限られた酸素ボンベ、希望は僅かである。
「アビス」'89や「タイタニック」'97など水中映画の名人で3Dのパイオニア
(ジェームズ・キャメロン)が製作総指揮、新鋭(アリスター・グリアソン)
に監督させた3D映画である。よくぞ水中でこれだけ撮影できたと驚愕した。
この映画を見て思った。冒険には「危険防止のためのルール」がある。
それを如何に守り実行するかである。水中では(酸素補助ボンベの携帯)
(ウエットスーツの着用)など必須。ちょっと手を抜くと全て死に繋がった。
それからどんな結果になっても、それは本人が決断し実行した結果のこと、
誰のせいでもない全て自己責任であるということだ。
父フランクに強い反感をもっていたジョシュ(リース・ウエイクフィールド)
だったが、極限の危機の中で父が判り、父の選択と決断に共感を覚えはじめた。
正にパニック映画の中で人間ドラマもある。
幼い時観た、失われた世界(ロスト・ワールド)’60でアマゾンの火山洞窟探検
を見て以来、秘境探検映画の虜になった私、この歳になってもこの手の映画は
観てしまいます。
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