ジョン・C・ライリーとは1997年の「ブギーナイツ」以来の付き合いだ。
この映画、濃い濃い70年代のまだ男が草食でなく肉食動物だったころの
ハードコアポルノの世界を画いた秀作で、ここで彼を注目してしまった。
爾来、気になる脇役・役者として彼の映画を見続けている一人です。
マリサ・トメイとは1993年の「忘れられない人」以来の付き合いだが、
ハートofウーマン('01)や恋する遺伝子('01)、最近はレスラーに出演
この人有名になる前にアカデミー賞を受賞している超幸運な女優だ。
ライリーもトメイも、ホント周りにいそうな普通の人ゆえ、よく日常
恋愛ものや現代風俗を扱った映画に脇役で出演すること多々である。
この二人が主演しているDVDを発見した、変わったタイトルである。
「僕の大切な人と、そのクソガキ」原題は「CYRUS]2010製作だが
劇場未公開とは、二人が地味だからだろうか?
ジョン(JCライリー)は別れた妻の再婚パーテーに参加した。
(さすがフランクな米国社会)、元妻が冴えない日々を過ごす彼を
心配しての招待である。
一人寂しく、酔って庭に立ち小便する彼に「Nice Penis」と声を
掛けてくれた美しい女性モリー(マリサ・トメイ)がいた。
なんと幸せなことか!これを縁に彼女と付き合うことが出来たのだ。
彼女もバツイチ、彼女の家のソファでラブしているところを視線を
感じて跳ね起きた。なんと彼女の21歳の息子が部屋にいたのだ。
肥満で坊主頭でやや自閉気味で、超マザコンの息子と二人暮らしだ。
一見、母との交際を歓迎してしているフリをするが、母を取られまい
として狡猾、陰険な仕掛けで、彼を追い出しにかかってきた。
「血は水より濃し」果たして!ジョンとモリーの恋は成就できるのか?
息子サイラスを演じる(ジョナ・ヒル)をはじめて見た。
なかなか旨い、よく肥満でオタクでIQが高いが、わがままなマザコン
タイプがいるが、それを見事に演じた。
そしてこのキャラの延長に思える(ピーター・ブランド)役でメジャー・
リーグ映画「マネーボール」でブラット・ピットと共演した。いやぁ~
中々味のあるいい役を演じた。この映画も後ほどコメントしましょうネ。
この「僕の大切な人と、そのクソガキ」の監督はデュプラス兄弟、
製作総指揮は巨匠リドリーとトニー・スコット兄弟とは驚きました。
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