スターシップ談義が大変面白いので、私も仲間に入れて下さい。
映画の善し悪し、戦争否定か肯定かと評価の分かれる映画ですネ。
百家争鳴が出るのは、むしろ良い映画の証拠かもしれません。
私は映画を観た後、ビデオを2度観てこの談義が始まって、
また観たのです。宇宙人対人類の戦争SFで何度も観たのは
「砂の惑星」以来であります。妙に引っ掛る映画です。
これからは全く私の推測ですが、もちろん原作はあるでしょうが、
ポール・バーホーベン監督は、自分が宇宙戦争映画を作るなら、
どんな切り口で行くかを考えたはず、
「スター・ウォーズ」や「インデペンデンス・デイ」には無かった視点、
もっと現実的に人類が宇宙人と本当に全面戦争する場合、地球人類は
どんな体制で行くのかをシュミレートし、あの脚本になったと考えます。
つまり、人類の危機戦争ではあれくらいの軍事体制は当然ひかれるはずと・・
1)まず戦う兵隊をどう集めるか?
地球連邦では徴兵制はダメらしい、志願制で兵隊経験者は「市民」という
特権が与えられるシステムをとっている。特権とは政治家、公務員の身分、
奨学金の授与、なんと出産許可まで関係している事は興味深い
愛国心だけでは兵隊は集まらない証拠である。
2)学校での教育制度はどんな具合か?(愛国心教育、敵虫の解剖授業がある)
3)マスコミの報道内容はどんなか?作戦の失敗や戦争被害をLive報道して
いるので報道管制は無い様だが、兵隊のPRと募集は頻繁に放送している。
4)兵隊の訓練は今の海兵隊と変わってない、生活は、かなり男女同権である。
シャワー室もベッドも一緒で生活を全く分けてない
5)あとは商業映画の常、若い兵隊達を通して恋愛あり、挫折あり、
打算ありだが、最初、色仕掛けで、恋の邪魔をしていた女(フローレス)が
追いかけ入隊までし、最後まで慕ってくれるいい女だった。これが良かった!
6)これはこの監督の映像趣味でしょうが、宇宙人をおぞましい虫にして、
武器はあえて光線銃でなく機関銃で戦闘をむごたらしく血の海にしている。
正直この戦闘は見ごたえはあります。
7)近未来の小道具にこだわっているのも面白い、学校のノート、掲示板、
骨折や瀕死の重傷の治療装置、刺青機
8)結局、この映画は戦争の肯定、否定の観点でなく、宇宙人と人類の戦争
「スター・ウオーズ」をその時の世相まで掘り下げて映像化したと
考えられないでしょうか? 本日長文 お許しくださいませ。
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