アイシュタインが言った「人間は潜在能力の10%しか引きだせて
いない」と、つまり「脳は10%しか使われていない」ということだ。
世に天才と呼ばれる人がいる。
数学者ジョン・フォン・ノイマンIQ300 6才で電話帳を暗記
した。小説家ゲーテ IQ210 小学で5カ国語を習得した。
他ダビンチ、マクスウエル、アインシュタイン、藤井聡太くんもか?
頭が良いということは脳みその使用率が高いというこであろう。
昔受験の時、頭を活性化させる(脳の使用率を高める)薬が
無いものか!とつくづく思ったものだ。
よく、睡眠薬にその効果があると読んだことがある。
ハルシオンを呑んで目が覚めた朝、家が整頓され、本棚はアイウエオ
順に本が並び、朝飯も作ってあった。誰がしたのか?記憶が全く無い
が自分がやっていたとのエピソードであった。
また夫が朝、目が覚めると、隣に寝ている女房がうっとりしていた。
記憶は無いが、夫が別人の様に逞しく優しくサービスしてくれたと
言う。つまり潜在していた頭脳や体力が発揮されたということだ。
この映画は正に「スマート・ドラッグ」の効能による覚醒の顛末だ。
つだつの上がらぬ小説家エディ・モーア(ブラッドリー・クーパー)は
出版社から本も出してもらえず、私生活もだらしなく、恋人から
三下り半を出されていた。
別れた妻の弟に偶然出くわし、その時NZT48という薬を貰った。
薬を呑んだ夜、頭が冴え、百ページにも及ぶ大作を書き上げ、ゴミ
だらけの部屋を一晩で整頓した。しかし効果は一晩で消えた。
薬を手に入れるため義弟を探し訪れたが、彼は殺されていた。
エディーは部屋を荒探して薬を手に入れた。さあ!薬のお蔭で、
書いた小説は全てヒット、百科事典も暗記、外国語もマスター、
一躍時の人、絶倫、見直され恋人とも寄りを戻すことができた。
投資家の黒幕(ロバート・デ・ニーロ)が彼の能力に目をつけ
証券投資のアドバイザーに採用した。
しかし一方頭痛や吐き気の副作用に悩まされた。薬を呑んだと
思われる人を調べると、殆どは死んだか行方不明であった。
別れた妻から副作用で廃人になるから止めるよう忠告される。
彼の欲望はどんどん拡大し、米国大統領を目指し政治家に
なった。しかし一方薬の副作用、そしてヤミ金融のヤクザに
狙われる。投資黒幕と対立しエディーに危機が迫っていた。
これはDVDでどうぞ。
この年齢になると、健康サプリメントで何とか体力を補っている。
しかし脳は衰え、新しいこと覚えられない、忘れ物ばかりである、
酒のせいで、まるでアルチュ~ハイマ状態。映画のNZT48
があるなら悪魔に魂を売っても手にいれたいと思う次第。
デ・ニーロ貫録たっぷり、「エンゼル・ハート」1987の悪魔サイファーを
彷彿させた。恋人(アビー・コーニシュ)がいい、「ジオストーム」
2018のSP役も魅力的だった。私にとって近年のファンであります。
監督はニール・バーガーさん
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