「観たら書く」といっても「観てないので書けない」状態が続いて
いました。昨年12月に貰った招待券でこの4月でも観れたロングラン
映画「北の零年」、まだ結構中高年者で劇場は混んでましたヨ。
人が女から創(生)られる如く、北海道も女によって創られたのですネ
正に北海道開拓史、壮大且つドラマティックな映像でした。
意外にもハリウッド西部劇風味、次々と見せ場があり、やや3時間に
及ぶ長丁場映画だが、ダレる事は無かった。
時代背景も同じだし、渡辺謙も登場するしで、同じハリウッド時代劇の
「ラスト・サムライ」の続編かと思えるほど。
時は明治維新、四国徳島藩と稲田藩(家)との対立を治めるべく、
新政府は稲田藩に北海道移住を命じた。藩士達は家族そして百姓を
引き連れ第一陣が未開の地北海道の静内に上陸した。
なぜ稲田家が、こんな最果てに追い遣られるのか?という無念の思いと、
四国の数倍もある広大な北海道で新しい国を作るのだという希望が
交錯していた。
しかし北海道の自然は厳しい、特に北海道の冬は過酷である。
温暖な四国で生まれ、士農工商の階級社会で生きてきたサムライには
食糧不足と重労働は耐え難いものであった。
いやぁ~、私を含め男というものは、偉そうに天下国家を述べては
いても、いざとなったら弱いものです、その点女性は強い!凄い!
我ら団塊世代のアイドルだった(吉永小百合)さん健在!
もはや(当然だろうが)アイドルの面影なく、筋金入りの「大地の母」、
もう!小百合よる小百合のための、小百合さんの映画でありました。
酷寒北海道のブリザードに巻き込まれても、シバレない小百合さんは
今でも我らの大陽だ、そして窮地に陥ると必ず男達が助けに現れる。
特に和人アイヌ(豊川悦司)が、またいいところで出てくるんデスワ。
身篭った雌ヒグマは最も凶暴であるが如く、武家の妻(石田ゆり子)
の生き方も凄いネ、お腹の子のためにはどんな選択も厭わなかった。
「ためされる大地」北海道は正に「大地の母」達によって創られ
たんデスネ。
北海道を開拓した先人達の苦労に感謝!この先人達に負けずに
ファイターズ頑張れ!コンサドーレ頑張れ!
コメント
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