やや1ヶ月前、BS-2であのなつかしき古典的ラブコメ「アパートの鍵貸します」
(1960年製作)が放映されました。古い映画係として気になっておりました。
連休で暇が出来ましたので、遅ればせながら一言、お許し下さい。
今回はじめて気が付いたのですが、原題は「Apartment」只のアパートを
「アパートの鍵貸します」と洒落たセリフ調に仕上げたのは流石です。
内容はお判りの方も多いでしょうが、大都会ニューヨークを舞台にした
大人の洒落た恋愛ものです。
バッド(ジャック・レモン)は保険会社の営業マン、出世を目論み、
自分のアパートを上司達の情事の場所に提供していた。
そんな彼が密かに好意を寄せる女性がいる、会社のエレベーターガール
フラン(シャーリー・マクレーン)であった。しかし彼が部屋を提供した
人事部長(フレッド・マクマレー)の相手は、何と!彼女だったのだ。
この部長とバッドとフランの三角関係が面白く・可笑しく、そして涙ありの
展開となるのだ。
さて、この映画を観ると当時の世相では、会社の役員は皆、愛人を
持っていた様だ。現代の不倫はさらに巧妙になって、一層盛んと思われるが
いつの世も、人間というものは、だらしない煩悩の存在なのですネ
監督は(ビリー・ワイルダー)この監督は「七年目の浮気」「昼下がりの情事」
「情婦」「お熱いのがお好き」と全てヒット、常に当時の流行語になりました。
映画も面白いが題名の付け方もすばらしい、最近の配給会社も見習ってほしい
ものです。この映画1960年度 アカデミー作品賞と監督賞を受賞しました。
それにしても当時のシャーリー・マクレーンは
若く、ふくよかで、可愛ゆかったですネ
コメント
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