世界の映画興行収入記録を塗り替え、観客動員数世界一となった映画「アバター」
あの一世風靡した、自らの記録「タイタニック」'97 を超えた映画「アバター」
全編「3D」という立体映像によりこれからの映画を革命するだろう「アバター」
というわけで「アバター」に一言。
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私はジェ-ムス・キャメロン監督のフアンであります。
というのは、今までの作品「ターミネーター」'84「エイリアン2」'86など
B的原作を超A級の大作に作り上げた映像技術に惚れ込んでいるからです。
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「タイタニック」も超豪華客船を作り上げ、当時代の人々と風俗を見事に再現し、
沈み行く船に乗り合わせた哀れな人間の大悲劇をSFXで我々に見せ付けました。
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まぁ映画の物語自体は名作とは言えませんが、見せる映像と話の運び振りは正に
「天才」、さらに映画で儲けるショービジネス家としては「超天才」といえます。
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今作「アバター」での3D映像も、今現在の最新SFX技術も、これでもか!と
見せてくれ、正にジェームス・キャメロンの面目躍如の映画に仕上がっています。
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ただ「タイタニック」上映当時は日本に「タイタニック」ブームが起こりました。
(デカプリオ)と(ケイト・ウィンスレット)が船首で両手を広げる名シーンを
若き男女が真似したり、職場では見たかい? 見た見た!と話題で持ちきりだった。
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(セリーヌ・ディオン)が歌う主題曲も大ヒットしました。この「タイタニック」
の観客動員数を「アバター」が越したとは思えぬほど、回りに見た人が少ない。
本当かネ?もしかして人口著しい中国や、インドの人が観客数の大半でないのか?
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さて映画ですが、惑星パンドラの民族”ナヴィ”との戦いぶりを見て、これは
あきらかに米合衆国の歴史への批判と思われる。アングロサクソンが米大陸に
上陸し、先住民族ネイティブ・インディアンを排除し迫害し成し遂げた開拓史の
自己批判に間違いない。あとベトナム戦争や、石油利権を求めて起こした
「イラク戦争」は正にこの映画そのものと思える。
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それから「森の破壊」は地球温暖化防止に非協力的であり、自然との調和を無視
する米国に対する警鐘にも思える映画。
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映画を観ていて気がついた、だいぶ「エイリアン2」が入っているナ~と
女博士(シガーニイ・ウィーバー)は航海士リプリーさんの成れの果てに思える。
女パイロット(ミシェル・ロドリゲス)はあの時の女兵士バスクエスそのもの。
会社側利益代表(G・リビシ)は、同じく企業家(ポール・ライザー)そのもの。
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すぐ昔見た映画と比較してしまう私、年をとったなと自戒しつつ楽しく観ました
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コメント
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