NHK大河ドラマの「軍師 官兵衛」が佳境に入り面白い!「本能寺の変」から
「天下の秘策」そして「中国大返し」と黒田官兵衛(岡田准一)が毎週軍師と
しての本領発揮、たくらみ的「腹黒笑み」が若者にバカ受けしているらしい。
という訳で、
信長亡き後、織田家の跡目を決める天下分け目の「清須会議」に一言。
跡目は当然織田家血筋がなるものの、その後見役は柴田勝家(役所広司)か
はたまた羽柴秀吉(大泉洋)かの群像&権力闘争ドラマである。
数少ない日本の「喜劇映画」作家(三谷幸喜)が原作・脚本・監督を受け持ち、
贔屓の役者、総勢26名を配して作った大作でありますもの、 いやぁ~面白い!!
私はもともと群像劇が好き、古くは「グランド・ホテル」1932,「マグノリア」1999、近くは
「ニューイヤーズ・イブ」2011が面白かった。邦画では古くは「仁義なき戦い」1973
近くは「有頂天ホテル」2006などが良い。必ず私と同調する人物が出てくるからだ
今回私が同調したのは柴田勝家の役所広司、武勇優れた筋金入りの侍であるが、
KY(空気が読めない)、女心が全く判らない、臭い、汚い只の「おやじ」である。
お市様(鈴木京香)にメロメロで、ウエットな男、いやはや抜群に面白い!
一方秀吉は領地・位・報奨大盤振る舞い、「ヒトたらし」で、味方を増やして行く。
大泉洋は今までで一番ニホンザルに似ている秀吉を好演した。いやぁ~お見事!
三谷組の常連(小日向文世)は重鎮・丹羽長秀役、反秀吉筆頭であったが、
理詰め知将ゆえの弱点、秀吉の出してきた信長の嫡孫(三法師)の正当性に
脱帽する。
同じく常連(佐藤浩市)はやはり重臣・池田恒興だが、どっちつかずで打算的、
勝家からおいしいお米一年分の提案、一方秀吉からは三所領と従三位のさそい
では勝負あったネ!勝家さんKYの極みですワ 、これが最大の面白さ!
あと秀吉の女房 お寧(中谷美紀)の酒盛りでの「尻ふり踊り」は見ものです。
この映画orDVDを見て、NHKの「軍師 官兵衛」を見れば面白さ倍増ですゾ。
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