実在の人物を主人公にした映画は多い、・・
エリザベス女王を演じた ヘレン・ミレンの「ザ・クィーン」2006
ケネディーを演じたグレッグ・キニアの「ケネディー家の人々」2011
サッチャー英首相を演じた メリル・ストリープの「マーガレット・
サッチャー 鉄の涙」2012などなどメイキャップ技術と演技力で俳優
たちは見事に演じてきた。
しかしこれほど演じるに難しい人は居ないと思う
それは(マリリン・モンロー)である。
なにしろマリリンというのは外見や仕草や演技の問題ではなく
存在そのものがマリリン・モンローであるからだ。
ある意味、名女優達がエリザベスやサッチャーを演じた如く、
演技で本人と思わせること(ごまかしが効かない)が出来ない
キャラクターである。
それをまぁ(ミシェル・ウィリアムズ)がな・な何とか演じきった。
実物のマリリンの豊かなオ@パイほどではないし、全体を覆う
ハニーさが不足しているものの、映画中盤からは全くマリリンに
思えてきた、これは評価できる。
永遠のセックス・シンボルとして世界の男達を魅了した大女優で
あった。大リーガ(ジョー・ディマジオ)、劇作家アーサー・
ミラーとの結婚と破局、そしてケネディー兄弟との情事があった。
しかし永遠のマドンナの最期は全裸で不審な死は哀れである。
この映画「マリリン7日間の恋」はマリリン全盛期、マリリンに
とってスターであることを忘れ、一人の可愛い女性として過ご
した数日間の淡い恋を画いたものであります。
それにしてもマリリンの映画共演者であるシェクスピア役者に
して英国の名優中の名優ローレンス・オリビィエを演じた
(ケネス・ブラナー)のローレンス振りは見事中の見事だ。
彼は元来ローレンス・オリビィエの再来といわれる役者であるが
正に、称号の面目躍如、見ていてもう完全にオリビィエであった。
ある意味この映画は彼のために作ったと思えるほどである。
それからマリリンを励まし続ける英国女優シビル・ソーンダイク
でいい役どころを演じた(ジュディ・デンチ)はさすがですワ。
原作はコリン・クラーク 英国の映画作家で自叙伝的原作
監督はサイモン・カーティス
この映画「王子と踊り子」1957製作中のエピソードがテーマ
この映画もDVDで観るとよろしいと思いますゾ。
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