3時間8分の長丁場を全く感じさせない映画
オープニングからエンデェングまで集中力持続映画
カーチェイスもゾンビも出ないが、十分スリラー緊張の映画
どんな役柄も、その人になりきる「旨い役者達」の映画
その是非はともかく、「死刑制度」が判る映画
少し前に観た「マグノリア」’99の雨ガエルより、この映画の
ネズミの演技が上手かった映画。
私はどうも演じている役者のキャラクターに、影響を受けてしまう
性質だ。
先ず(ゲイリー・シニーズ)
ほんの一寸、死刑囚の弁護士役で出演した。
牢獄の黒人が殺人鬼に思えないという(トム・ハンクス)の疑念に
対して、弁護士曰く「どんな、おとなしい人間でも、信じた途端、
突然殺人鬼になるのだ」と自分の息子が飼い犬に噛みつかれた例で
話した。
彼ほどの存在感ある役者、出番少ない故にこの言葉に何か意味が
あるはずと、彼の言葉に、最後まで影響され、何時、この黒人
(マイケル・C・ダンカン)が本性を出し悪魔の牙をむくのかと
ヒヤヒヤしていた。が最後まで善人で、すっかりだまされた!
それから友人看守役の(デヴィッド・モース)
彼は「交渉人」’98のスワット隊長を演じた、あの映画では直ぐ
カッカして即射殺したがる直情型人間だった。
そのイメージ強すぎて、多分囚人をいたぶる男か、いじわるな同僚
(ダグ・ハッチソン)を叩きのめす役と思い込んでいたが、
最後まで人間味のある役でした。だまされた!
私の場合、前の映画を忘れてから、新しい映画を見る必要がありそうだ。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。