この1月に所用で米国ボストンに行ったせいか、ボストンが舞台の映画が
気になります。という訳で現在2011 2月上映中映画「ザ・タウン」に一言。
ボストンは京都と姉妹都市の古い町で、独立戦争縁の建物が多々ある町、
さらに有名なハーバード大学やマサチューセッツ大学工科大学があり、
私たちの一般的なボストンのイメージは静寂な古都の学園都市であります。
しかしボストンの北東の一角にあるチャールズタウンは世界一強盗犯罪の
多い町なのです。その町こそ、この映画の舞台「ザ・タウン」であります。
この吹き溜まりの地域に生まれ育った4人の男は銀行強盗や現金輸送車襲撃
を繰り返していた。大胆な犯罪であるが首尾よく行くのは、リーダー格に
綿密な計画を立てるダグ(ベン・アフレック)がいたからだ。
彼らが銀行を襲い逃走するために、やむなく人質にしたが殺さず解放した
女支店長が同じ町に住んでいたことが判り、女を監視せざるを得なくなった。
ダグは監視している内に、何と!その女(レベッカ・ホール)と恋に落ちて
しまったのだ。彼はもうそろそろ引き際、足を洗って女とどこかで暮したい
と考えた。しかし仲間は許さないし、仕業師のボスから脅しも入った。
しかたなく彼はこれが最後の大仕事と決意し、あの松坂大輔のいる
「ボストン・レッドソックス」の球場の金庫室を襲撃する計画に乗った。
しかしその計画を知ったFBIとの壮絶な銃撃戦が始まった。
すぐに切れる荒っぽい仲間ジェム(ジェレミー・レナー)がこのタウンに
住むものの性格とあわれな末路を見事に演じていた。
そして仕業師のボス(ビート・ポスルスウエイト)の顔はギャング映画を
正にドキュメントにする迫力がありしたネ。しかし彼はこの2011年1月に
ガンでこの世を去った、惜しい役者を亡くしました。合掌
この映画を観て思った、この映画の主演と監督をしているベン・アフレック
は私の最も好きな映画の一つハードボイルドギャング映画「ヒート」1995を
相当意識しているな!と、あの監督はギャング映画の大御所マイケル・マン、
ギャングはロバート・デニーロ、ロス市警はアルパチーノの凄い映画だった。
この時のデニーロの恋人はこの映画の女にも似ている感じがしましたヨ。
ピート・ポスルスウエイト
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