「生きる」は黒澤明1952年の作品ですが、世の中って
変わっているようでいて、ほんとに変わっていないんだな。
と思いました。
通夜の席での役人達の本音を聞くと、役所仕事は変わってない事が
判ります。「縄張りてものがある」「何もしちゃ~いけない所」
「はんこはんこ」「貴重な時間を盗んでいる所」などですネ
主人公(舅)と息子夫婦の同居生活での摩擦や相続も解決できない
不偏の問題ですネ
そしてガン宣告あとの自分の生き方は、正に現代的課題であります。
この映画の当時、ガン死亡は少なく、ましてやガン告知など有り得ない
時代。そんな先見的かつシリアスなテーマを良くとりあげたものです。
しかし今はガン告知、ガンと人間の戦い、ガンと共生の時代です。
多くの人が「ガン告知、どう生きる」の主役となっているのです。
多分、封切り以来この映画は自分が死と直面した時どうするかの
一つの「バイブル」であったかもしれませんネ
本日BSは「羅生門」です見なくっちゃ!
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