季節は冬、ペンシルベニア州のピッツバーグ市、古い町並みがあり
広葉樹の並木、雰囲気ある酒場、そして歴史を感じさせる大学がある。
その大学の文学部教授で作家の(マイケル・ダグラス)は7年前、
彼の著書が文壇で受賞した。そしてワンダー・ボーイ(若き成功者)と
して、一躍時の人となった。
しかしその後、さっぱり執筆作品が完成しないまま、作家生命も危機的な
状態にいた。
さらに3人目の妻も家を出てしまい、私生活も旨く行って無い様だ。
教授をとりまく人物が面白い、それぞれ個性的な旨い役者が演じている、
彼の上司で大学の女性総長(フランシス・マクドーマン)は彼の恋愛
(不倫)相手でもある。なんと彼女は妊娠してしまったのだ。
彼の新作小説をヒットさせ、栄光をもう一度と彼も自分も再起を狙う
雑誌編集者を個性的怪俳優(ロバート・ダウニーJR)が演じている。
彼の気を何とか惹こうとする教え子女学生に(ケイティ・ホルムズ)が
カワユイ。(後々Tクルーズの女房になるとは夢夢思ってなかったネ)
そして、彼の教え子で作家デビューを目指すのは(トビー・マグワイア)
この天才的な教え子の奇行が教授をどんどん迷走させて行くのだ。
しかしこれら登場人物と彼との関係が意外なほどサラッとして、
その結果、この作品はいったい何を表現したかったのか、判かり難いが
あとからパンフレットを読んで「ああ!それを表現したかったのか」と
判った次第。つまるところ、過去の栄光ワンダーボーイからの卒業が
テーマなのだ。
多分マイケル・シェイボンの1995 年ベストセラー原作を読んでいた
米国人なら楽しめたのでしょうカネ。
只、私には、この大学の雰囲気がすばらしく& 気に入りました。
ここならば、もう一度勉強すべく、もう一度学生生活に戻っても良いカナと
思ったほどでありました。
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