さて昨年度ミステリーNO1ベストセラー小説の映画化「摸倣犯」を
観てきました。被害者の祖父を演じた(山崎努)の存在感は抜群でした。
・・・以上!・・・
・ ・・これではあまりに愛想無いので 補足を・・・・
ふむ~・・・・・見せ場を創るのが映画であろうに、デジタルに
こだわり過ぎ、肝心な見せ場を全てカット、
我々の想像力を画き立ててくれる暗示のシーンも無かった。
犯人(SMAPの中居正広君)が「僕たちは無臭=デジタルだ」と
言ってたが、そもそも殺人とかレイプはアナログなもの、
つまり血と精液にまみれるエログロ行為なのだ。
「セブン」「羊たちの沈黙」「コピーキャット」の如く、
おぞましいシーンを我々にこれでもかと見せつけた上で、
愉快犯として、それをメディアにデジタル化公開すべきところを、
殺人シーンは全てカット、凌辱シーンもデジタル映像で垣間見る
程度にしたので、さっぱり面白くなかった。
黒澤明監督の「天国と地獄」('63)の触りがあったが、
あの映画は貧困の若者(山崎努)が毎朝窓から見上げる高台の
金持ちに対する憎しみが動機だった。
当時子供の私も良く理解できたが
この映画ではこの犯人の動機は、良く判らんわネ・・・・
森田芳光監督!「黒い家」’99の時は「喜劇」だからという事で
許しましたが、今回は許しませんゾ・・・
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