子供の時、ウォルト・ディズニーの「シンデレラ姫」1950や
「百一匹ワンちゃん」1962、東映動画の「白蛇伝」1958など
親にねだって映画館へ連れて行ってもらったものだ。古いね~
この年になっても孫がいない私が進んでアニメを見ることは
あり得ないはずなのだが、仕事が終わり、電車までの空き時間に
劇場で観ようとすると、どういうわけかアニメになってしまう。
「ファイナル・ファンタジー」'01 「ファインディング・ニモ」'03
「 シャーク・テイル」'05「ルイスと未来泥棒」'08 と全て電車の待ち時間に
見たものです。 今回も同じ理由で見た映画「friends もののけ島のナキ」に一言。
原作は教科書にも載った浜田廣介の児童文学「泣いた赤おに」
原作は「人間と友達になりたい赤鬼のために、青鬼がワザと恐い
悪役を演じ、青鬼を追い払った赤鬼が人間と親しく暮らした御話。
この原作を「ALWAYS三丁目の夕日」の山﨑貴が脚色・監督して
作り上げたアニメです。
昔むかし、村人達が恐れ絶対に立ち入らぬ離れ島「もののけ島」
がありました。そこには種々のもののけ達が住んでおりました。
ある時そこに人間の赤ん坊(コタケ)が迷い込んで来た。
もののけ長の命令で、いやいやながら面倒を見ていた乱暴者の
赤鬼(ナキ)だったが、無邪気な赤ん坊と暮らす内に、すっかり
情が移り、可愛くて可愛くて離れられなくなってしまった。
しかし赤ん坊を人間の村の母親の元に帰してやることにした。
赤鬼は寂しくてしょうがない。その心を察する青鬼グンジョウは
何とかしようと考えた・・・・
赤鬼の声はスマップの香取慎吾、青鬼は山寺宏一、彼は器用に
何でもこなす、正にタレントですネ。
映画の中の(もののけ)たちは優しく、友情に厚い生き物だ。
人間が(もののけ)を恐れる以上にもののけは人間を恐れている。
この映画を見て思いましたネ、やはりこの世で一番恐くて残酷な
生きものは「人間」だということが・・・・
人間社会は戦争という殺し合いをし、同じ国民同胞を飢えさせ
る元首もいる。経済力の差で飽食の国もあれば飢えの国もある。
乱開発と農薬で絶滅しつつある動物、植物が如何に多いことか?
この物語は昔話であるが、もし現代社会なら、あの「もののけ島」
などリゾート開発のために、もののけ達は根絶やしにされたことは
想像に難くない。
けものの振り見てわが身を直せと反省しつつ電車に乗りました。
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