劇場上映終わる寸前で、やっと「You've Got M@il」を
観る事が出来ました。ラブコメディーファンでEmailマニアなら
必見の映画なのに時間が無かったのです。
雰囲気作りが、すばらしい映画でした。舞台はニューヨークの
アッパー・ウエストサイドでの、お洒落な都会の出来事です。
ニューヨークの秋の落葉から、冬の雪、クリスマス、春の公園まで
恋愛の進展とともに季節が移って行きます。
またセンスの良い音楽がイージーリスニングで邪魔になりません。
やはりノーラ・エフロン監督の女性ならではの感性でしょう。
物語はEmailで知り合った二人の恋の行方であります。
Emailの内容はキーを打ちながら自分でナレーションするので
気持ちが一層伝わります。これは旨い映画手法と思いました。
トム・ハンクスのかすれた声とメグ・ライアンのキー打ちながらの
しかめっ面がなかなか良かった。
文面も最初の軽い話から、次第に心の中まで進んで行く、デイトを
すっぽかした後の文面など誠に旨いものだ、我々も参考にせねばと思う。
さて現代のアメリカ世相でしょう、大の大人が一人きりで居るわけ
無いので、主役二人もしっかり同棲相手がいながらEmailで純愛を
楽しんでいたのです。
ラブコメの常道として、現在付き合っている恋人がいながら、
本当に求めていた恋人が表われて、結ばれる話は多いのですが、
今回も大都会の大人の恋とはいえ、あまりの割きりの良さに少々あきれる
昔の恋人との別れを、もう少し泣きモードにして、メグの店もなんとか
立ち直る結末にすれば、ああ~いい映画観たな~と思ったでしょう。
コメント
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