ヤクザと警官は 紙一重だ!
劉徳華 対 梁朝偉 と書くとまるで「三国志」みたいだけれど
アンディー・ラウ 対 トニー・レオンと書くと香港映画と判る。
原題「無間道」邦題「インファナル・アフェア」’04に一言。
私にとっては断然( A・ラウ)の方が各が上と思うが、近年は
(T・レオン)が頭角と表し、ついに2大スターとなってしまった。
両者とも40過ぎだが、若さを維持してますネ。
さて内容は 香港マフィア 対 香港警察 の壮絶な闘いを描いている。
マフィアの幹部 対 エリート調査官そしてマフィアのボス 対 警視
という二つの男の対立構造で物語は進む。
しかもマフィア幹部(T・レオン)は警視から直々潜入と命じられた
警官であり、一方のエリート捜査官(A・ラウ)はマフィアボスから
警察に送り込まれた若者であった。
両者とも若い時に能力を見込まれ潜入し10年が経った。見事「草の根」
として育ち、一人はマフィアのボスの懐刀に、一人は警視の右腕となった。
結果、のっけから両方の情報は漏れる。そうだろうTOPから命令を出す度、
NO2から相手のTOPに情報が漏洩するのだ。よって事態は2転3転と変化。
さらに両人ともボスから密告者探しを命じられる始末。
この複雑な状況ゆえ、単なる刑事ものアクションを上回る面白さだった。
古いホンコン映画にあったオーバーアクションを悉く抑えたのは好感。
最後の結末は言わぬが、やはり女性の同情を惹き、母性本能を刺激する
トニー・レオンらしい結末であった。
この映画よほど面白かったのか、ハリウッドが早々リメイクした。
2006年に「ディバーテッド」を発表、主演 レオナルド・ディカプリオ、
マット・デイモン、 ジャック・ニコルソン、そしてこの映画の監督
名匠 マーチン・スコセッシが念願のアカデミー作品賞 、監督賞を
やっと受賞しました。
それにしても、わが国でも、最近の警察不祥事を見るにヤクザと警官は
接触が密ゆえ、どうしてもその差が無くなる。昔「仁義なき闘い」に
没頭していた時、思ったが
どっちがヤクザか警官がわからぬ配役陣であったと記憶します。
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