「STAR WARS」日本初公開は 昭和53年 1978年 凄い!長い!
28年掛けてやっとこのSTAR WARSなる映画が完結した。
30年一世代というが、正に子供の時見た人の子供が、今見ている状態。
私も当時、新婚ほやほやの時代だった、それが今や超マンネリ、否!
円熟の域に到達し、3人の子供も家から巣立ち、社会人やら大学生に
成長。聞くところによると流石わが子達、皆この新作を観たとの由
「継続は真」というが正にその通り、一向に衰えない人気、観客は
何年間も続編を待ち続け、結果興行成績は毎作群を抜いていた。
よってこの作者(ジョージ・ルーカス)監督は巨万の富を築きあげた。
監督業というものは、欲張りである、いろいろなジャンルの作品を
やってみたいと思うはずだ。ルーカスのライバルであるスピルバーグ
さんはその典型。「ジョーズ」や「激突」の様なパニックものから
「ET」やら「未知との遭遇」などのSF,「ターミナル」の如く人情もの、
そしてアカデミー賞狙いの社会派「シンドラーズリスト」と多彩な作品
を作った。
しかし対象的にルーカスさんは、ほぼこのSWシリーズ一筋に28年、
といっても狭量な職人ではなかった。彼はSTAR WARSの登場人物や
メカニックをキャラクター化、商品化して莫大に儲けた。
さらにSFX画像製作会社を創り、後の映画映像を革命的に進化させた。
その技術はSFに留まらず、あらゆるジャンルの映画に使用され、
映画の無限の可能性を高めた功績は大なるものでありましょう。
これはアカデミー映画貢献賞、もしかするとノーベル賞ものと思います。
このシリーズ全て観てきた私ですが、白状しますと正直そんなに好き
な映画ではなかったのです。旧3部作のSFXは凄いが、主役陣は無名で
魅力が乏しかったし、ストーリーもどこか軽薄だと思っていました。
私の評価が好転したのは「エピソード2」から、テーマが愛に変わり、
主役陣も(ナタリー・ポートマン) (ヘイデン・クリステンセン)
(ユアン・マクレガー)と美形を登用したことによる。特にユアンが渋い!
後のアレック・ギネスを彷彿させる。( やはり主役はそれなりの人が
やるべきと実感 )
そしてエピソード3のテーマは、シエークスピアばり、愛の悲劇的結末
いやぁ~、SW第一作と「似て非なるもの」に仕上がった。
旧3部作は大ヒットしたが、映画雑誌評論家の評判は良くなかったと
記憶する。しかしこの最終回、エピソード3は高い評価を得るだろう。
(・・今回はスピルバーグさんの宇宙戦争 2005に完勝ですネ・・・)
この最終回のおかげで、旧3部作(エピソード3の続編になるのだが)
の活劇映画も深いいわく因縁の所以とみれば、なにやら名作に思えてきた。
世の中須らく「終わり良ければ、全て良」と実感した次第であります。
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