2011年1月、米国ニューヨークに行ってきました。
街中のタクシーは全てイエロー・キャブが独占、お世話になりました。
と言う訳で「タクシー・ニューヨーク」’05 に一言。
いやぁ~まったくのオバカ映画とは、
この映画「タクシー・ニューヨーク」のことを言うのでしょうネ。
とにかく、まぬけでドジな亀、否!刑事( ジミー・ファロン)が銀行
強盗団を逮捕しようと出動するたび騒動が起こるのだ。強盗の被害より、
追跡被害の方が大きくなるのはこの手映画の定石であります。
追跡する車はNYの名物イェローキャブ・タクシー、しかしこのタクシー
は只のタクシーではない、チュ~ンアップしレーシングカー仕立なのです。
それもそのはず、この車の女ドラーバー、ベレ(クイーン・ラティファ)
は筋金入りのカーキチでスピード凶、将来の夢はカーレーサーであった。
そして頼りになる姉御として下町の仲間に愛されていた。
観客はマヌケな刑事にイライラし、女のドライバー振りにスカッとする
ニューヨーク市街を暴走しながら、只ただ二人のバカげた繰り返しで
この映画は終わるのです。
全く必然性はないのだが、どういう訳か4人の銀行強盗団は皆超かっこよし
のスーパーモデル、そのリーダー( ジゼル・ブンチェン)はあのデカプリオ
の元恋人だった女性、皆、全身にむだ肉が無いせいか、強盗振りはテキパキ
して気持ちがよかった。
おまけに刑事は少々マザコンである、彼のママ(というより、おばぁさん)は
陽気で少々アル中気味らしい、しかし妙に存在感があった。後で判ったのだが、
そのはずだ!あ・の・あ・の!(アン・マーグレット)、プレスリーの相手役
「ラスベガス万歳」’63!!なつかしい~、ああボクのイタセクスアリス
「東京タワー」のエンディングはどういう訳かパリのエッフェル塔、
そのパリの下宿屋のおばさんが何と!(ミレーヌ・ドモンジョ)であった。
いやぁ~ドモンジョといい、アン・マーグレットといい、変り果てたとはいえ
このところ、我が青春時代の恋人との再会を喜んでいる次第です。
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