ご無沙汰でした。今年は夏から早朝筋肉トレーニングを始めたので、朝の
瓦版投稿がすっかり手薄。しかし皆様の論評はしっかりROMしてますゾ。
「見たら書く」と決めてはいても、なかなか書けない作品もあります、
その代表は「ハリー・ポッター」シリーズ。今回もアルカトラズの囚人
否! 「アズカバンの囚人」を観てからもう2ヶ月も経って致た。
「まぁ自分の世界で無いからネ!」と言ってしまえば簡単でしょうが、
自分の世界でない作品でも、メロドラマの中に毒気を見つけて好きに
なったり、おぞましいエログロ作品の中に清新さを見つけると楽しい
ものです。その点このハリポタシリーズには毒も薬もありません。
映画のストーリーを追っていくうちに、昔昔のことを思い出した。
小学校の頃、お話を作るクラスメートの女の子がいて、毎日学校の
帰り道にお話をしてくれた。それが面白くて,面白くて、毎日が
ワクワクで楽しみだったのです。
なにが面白いがというと、主人公が飼っていた二十日鼠は実は
死んだ母親だったとか、学校の先生は実は悪魔だったとか、話が進む
うちにコロコロ話が変わっていくのだ。
それから私のお気に入りの登場人物が悪者に殺されたりすると、
「その人殺さないで!」と泣いて頼むと、女の子は「安心して!」
主人公は時間を戻す力があって、その人を助けてくれるのでした。
ボクは大喜び、もっと話して!とよく頼んだものでした。
その後女の子は転校してしまったけど、どうしているのだろう・・・・
「ハリ~ポッタ~」のあらすじを見て思った、この原作者は
小学校の女の子と同じ「夢見る乙女」に違いないと・・
ハリー・ポッターは孤児である、意地悪な里親、何かと目の敵に
する先生、イジメッ子に囲まれた可哀相な境遇、しかし一方
彼を見守る先生や仲間がいる。これって女性が好む設定ですネ、
出てくる登場人物が全て、ハリーの昔を知っていて心配してくれる、
話が都合の良い方へ展開するのも、何か女性的な感じがしました。
それにしても、こんなに毒気を抜かれた(ゲイリー・オールドマン)
を見たのは初めてだ。そうか!映画「ハリー・ポッター1から3」
まで、本当の悪人など一度も出てないことに気が付きました。
それにしても原作者ローリングは本の大ヒットで巨額の富を
手に入れた、はたして童心を維持できるのか疑問ですネ。
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