この映画は1976年キングコングの続編である10年ぶりに制作された。
監督は同じ(ジョン・ギラーミン)と制作(ディノ・デ・ラウレンティス)
のビッグコンビである。
1976年キングコングはワールドトレードセンターの頂上で軍用
ヘリから銃撃を受け転落死した・・・と思っていたら、何とジョージア州
のアトランティック大学研究所で昏睡状態になっていたのだ。
その大学医学博士エイミー(リンダ・ハミルトン)はキングコング復活
のため人工心臓を開発していた。しかし移植手術には大量の輸血が
必要であったのだ。
時同じくしてボルネオ島でキングコングの雌が発見された。
ミッシェル(ブライアン・カーウィン)という男が発見し捕獲した。
大学は輸血に必要ゆえこのレディー・コングを大金買い受けた。
手術は成功したが、雌コングの臭いと声嗅ぎ付けたキングコングは
暴れ出し、レディー・コングと共に逃げ山に隠れた。
ミッシェルとエイミーは雌雄コングを救うべく山を探索する。
一方米国陸軍5200名がハイテク兵器もってコング抹殺を図って
いた。コングと米陸軍との壮絶な戦いが始まった。
キングコングのコンセプト「美女と野獣の恋」は無い、ターミネーターの
女闘士リンダ・ハミルトンですものコングもその気にならないだろうネ
代わりにコングとレディーコングの恋、ミッシェルとエイミーの恋、
コングの交わりを見て、エイミーも発情してしまったのだ。これ!って
いわゆる2種の霊長類の恋が同時進行するのが興味深い。
その結果、レディーコングは妊娠する。
コングたちの前に立ち塞がるのは荒っぽい軍人と下衆なハンターたち。
荒っぽいシナリオで当時映画評論家から酷評されたいたと記憶する。
1986年版キングコング2のテーマは野生生物を滅ぼすのは
野蛮な人間であるということだ。正に地球上に絶滅危惧種だらけ
我々の周りからトンボやスズメの姿が消えているのも事実である。
人間こそ最も太刀の悪い動物である。
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