柳の下に泥鰌(どぜう)は二匹いた。一匹目は「君の名は」2016だ。
興業収入250億円稼せぎ。さらに世界全体では3.55億ドル=
380億円稼ぎ、日本映画として世界歴代1位の興行収入となった。
新海誠監督の新作アニメ「天気の子」は7月公開から8月末で早くも
100億の興行収入を達成したのだ。
やはり「君の名は」の威光によるものだろうが「天気の子」自体も悪くない、
先ず作画画面の美しさである。
「君の名は」田舎の風景が素晴らしくきれいだった。
「天気の子」は大都会東京の景色、色調を抑え、くすんだ輪郭は
冷淡で孤独を表現している、その街に冷たい雨が降り続ける。
「君の名は」隕石落下という大災害が起き、「天気の子」は大雨自然
災害が起きる。今回は雨を止ませる「晴れ乞え」である。
不思議な超常能力をもった少年と少女が出会い、その災害を何とか
防ごうとする。そして少年は命がけで少女を救おうと奔走する、
当然二人に恋が芽生える。
こう見るとやはり続編?「姉妹編」に思えた。新海さん「どぜう」を狙ったネ
あれ?と思ったシーンもありました。
雨と雪の東京で警官に追われる少年少女が行き場が無くラブホテルに
避難するが、室内を詳細に描いており、子供たちの勉強になったかナ?
さて、今起こっている佐賀の大浸水、2018年7月の西日本豪雨と
雨と台風の連続です。日本ばかりでなく、世界的に水害が起こっている。
正に地球は異常気象の中にあります。
その意味でこの「天気の子」はタイムリーなテーマである。
現在NHKの朝ドラ「なつぞら」で日本のアニメ創成期が描かれて
いるが、私が子供のころ見た日本最初の長編アニメ映画、東映の
「白蛇伝」1958が懐かしい。
その後最初のTVアニメ「鉄腕アトム」「タイガーマスク」「ルパン三世」、
その後は宮崎駿のアニメ世界、そして新海誠と日本のアニメは世界に
誇る文化である。
その意味でも最近の「京都アニメーション」の放火によるアニメ作家が
が亡くなったことは本当に気の毒であり残念であります。
犠牲者の方々に心よりお悔やみ申し上げます。
監督・脚本・原作 新海誠
声優 醍醐虎汰朗、森七菜、小栗旬
音楽RADWIMPS
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